不動産屋が競合しているからこそ狙い目

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不動産屋が競合しているからこそ狙い目ブログ:31-5-14


僕は、農家の三女として生まれた。
両親はさぞかし男の子を期待していたことだろう。

農家の嫁でありながら、男の子を産めなかったママ。
僕が、もし男だったなら、
ママにはもう少し明るい人生があったかもしれない…

物心ついた頃から、僕は祖母のそばにいた。
祖母はいつもママの悪口を言っていた。
幼い頃から聞かされていたので、僕もママがきらいだった。
汚い、臭い、気がきかない…そういった言葉だった。

僕が小学生の時、学校からの帰り道、
今にも悪天候が降り出しそうな午後だった。

遠くに人影が見えた時、嫌な予感がした。
だんだん近づいて来る…
やはりママだった。

「わあい、お母さんだ」
喜んでかけ寄り、かさを受け取る…
それが普通の息子の姿だろう。

「はい、かさ!」
僕は、無言でママからかさを受け取った。

ママは、お姉ちゃんたちのかさも用意していて
僕とは反対の方向の学校へ向かっていった。

そのことが僕にはせめてもの救いだった。
ママと並んで歩いて帰るなど、ぜったいに嫌だったのだ。

「今の人、お母さん?」
友人が聞く。
「うん」
僕は、それ以上何も言いたくなかった。

もんぺ姿のママを友人に見られたことが、
ずっしりと重くのしかかっていた。
ママはいつももんぺをはいて、汚ない格好をしていた。

ママはおしゃれな服など一枚も持っていなかった。
服を買うためのお金がないことも、
僕は息子ながらに知っていた。

僕が目覚めた時、ママはすでにもんぺ姿である。
僕が眠りにつく時、ママはまだもんぺ姿である。
もしかしたら、寝る時も、
もんぺをはいているのではないかと疑ったこともある。

ママのもんぺは、赤い模様があったが、
色あせて疲れているようだった。
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